Monday, October 27, 2014

運命の赤い糸


日本でも「赤い糸で結ばれている」とか、
「ビビッとくる」なんて言葉があるように、
先日、仕事で会った50代のミャンマー人女性が口にした言葉。

運命の人に出逢うと、それが「おでこに書いてある」。

彼女は45歳の時に15歳年上の男性と結婚した。
その男性に初めて会った時、
なんとなく、以前から知っているような親しみを感じたという。

ミャンマーでは結婚に対して、古風な考え方が根強い。

同年代のジョシたちの話を聞きながら
歯がゆい思いをすることもある。

それでも、市場などでたくましく店をきりもりする
女性の笑顔を見ると、

やっぱりミャンマーの未来は明るい、という気持ちになる。

Friday, October 10, 2014

ミャンマーの占い


ミャンマーは占い大国である。

2005年に首都がネピドーに移された時にも
「占いで移転を決めた」などの噂が出たほど。

子どもの名前から、引っ越しや転職、
探し物まで占いで決める人もいる。

手相占いや、誕生日占い、サイキックなど
その種類は多岐に渡り、
政治家や企業家のおかかえ占い師もいるとかいないとか。

週刊のジャーナル紙には誕生曜日ごとの占いと
開運アドバイスがついている。

仏壇に梨を3つお供えしましょうとか、
犬にプラタ(インドのホットケーキ)をあげましょうとか。

パゴダでも、ココナッツとバナナの入った桶をお供えして
熱心にお祈りしている人の姿を見かける。

その度に、信じるものは救われる、ことを願う。

Thursday, October 9, 2014

ゴミ問題


ミャンマーでの生活で困ること。
それは、ゴミ問題。

街中でねずみやゴキブリが横切っても
あまり驚かなくなったが、
雨が降った後、冠水した道を見る度、
道行く人々が噛みタバコのつばを吐いたり、
ゴミをそこら中に捨てたりしているのを思い出す。

先日通りかかった繁華街のアパート裏で
ゴミ処理をしているのを見かけた。

ミャンマーでは家の後ろからゴミを投げ捨てるという行為が
数年前まで普通に行われていた。
そのため、アパートの裏にはゴミが山のように溜まり、
衛生的にもとてもひどい状況だった。

それぞれの地区が住民から費用を集め、
それらの清掃をするようになり、
少しずつ状況は改善しつつあるものの、

マナーや衛生観念の根本的な変革はまだまだこれからである。

Tuesday, October 7, 2014

タディンチュ


10月の満月の日。
ミャンマーではタディンチュの祝日とされ
この日は3カ月間の仏教の修業期間、
雨安居が明ける日。

パゴダや家の前にろうそくの火を灯したり、
電飾を輝かせたりして、
天からおりて来るお釈迦さまを迎える日である。

人々は両親や先生、お世話になっている人に贈り物をし、
日頃のお礼を、そして無礼を詫びる。
受け取った人は、その人たちの健康や幸せを祈る。

この頃にはミャンマーの雨季は終わり、
過ごしやすい乾季となる。
雨安居の期間中ひかえられていた結婚や引っ越しが増え、
各地でパゴダのお祭りが行われる。

2015年まで、あと3カ月。

ミャンマーから世界の平和を願う。