町中のいたる所に、建設中のマンションやショッピングセンターが見られ、
新しいレストランも次々とオープンしているヤンゴン。
ただ、若者が遊びに行くところというと、
パゴダや公園、映画館くらい。
そんなヤンゴンの夜のエンタメはKTV(カラオケ)とマッサージ。
しかも男性限定である。
最近は女性でも気軽に行けるお洒落なKTVも増えてはいるものの、
マッサージはというと、スパやエステで有名なお隣のタイのような
南国の楽園的なものではなく、
薄暗い部屋ということからも連想されるように、
職場で「昨日会社帰りにマッサージに行ってさー。」
なんて会話は、女子の前では禁句である。
そんな禁断のマッサージを体験してきた。
通された部屋はマットレスが7つ並んだ大部屋。
イメージ通り、薄暗かった。
しばらくすると20歳前半くらいの小柄な女の子たちが入って来て、それぞれ施術が始まる。
足の裏から、脚全体、手、腕、背中、
そして最後は頭までの2時間コース、7000チャット(約700円)。
ミャンマーは美容院で洗髪をしても、すごく小柄な子が
すごい力で頭のマッサージをしてくれたりして、
痛いくらいなことも多々あるが、今回もすごい指圧で、
むしろ施術後の方が体中に痛みが残るほど。
肝心の男性たちはというと、施術よりも担当の女の子とのおしゃべりに夢中。
お気に入りの娘の名前を聞き出し、携帯番号交換と楽しそう。
外に出たのは夜22時前。
すっかりコリもほぐれた私は真っ直ぐお家に帰って熟睡だったけど、
ヤンゴンの夜は長いのである。
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