Monday, September 15, 2014

昨日の出来事


今週は電気代の支払い。
毎回30分くらい並ばせられるのだけれど、
いつも同じ光景に出くわす。

ミャンマーでは、僧侶は「ヒト」ではなく、
より高貴な存在と考えられる。

バスの前部には僧侶の優先席があり、
女性は僧侶の袈裟に触れてはいけないし、
敬虔な仏教徒は僧侶の影を踏まないよう避けて歩く。

僧侶と話す時には特別な敬語があり、
「ヒト」同士で話す時のそれとは異なる。
僧侶が自分より年下であっても、こどもであっても
その敬語が使われる。

電気代の支払いでも、僧侶は優遇される。
長い列に目もくれず、僧侶は最前列に向かい
ささっと支払いをすませる。
並んでいる人たちも、特に気に留めない。
それどころか、後ろに僧侶が立っていることに気付かない
前の人に気を揉んでさえいる。

ミャンマーは仏教国なのである。

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