Monday, September 22, 2014

会員制化粧品



ミャンマー国民の主要な情報源は「口コミ」である。

というのも、2012年にメディアの事前検閲が廃止されるまで
国営テレビはもちろん、新聞や雑誌なども
当局の許可を得たものしか取り扱うことができなかった。
当時の軍事政権にとって不利な情報や
国民を混乱させると判断された情報は全て取り除かれた。

そのため、国民は噂や口コミから知りたい情報を得た。
もちろん正誤の判断も重要となるのだが。

そんな口コミ社会のミャンマーで今、流行っているビジネスがある。
いわゆる「会員制化粧品」である。

もともと、輸入ブランド品の手に入りにくかったミャンマーでは
個人輸入者から外国製品を購入するというマーケットがあり、
スーパーなどでは買えないものを使うことがステイタスでもあった。

先日、友人の義理のお姉さんの美容室にお邪魔する機会があり、
とある会員制化粧品を紹介された。
1ヶ月分、25000チャット(2500)とそれなりのお値段だったが
熱心に説明され、無難そうなサプリメントを購入。

その数日後、ショッピングセンターで声をかけられたのも
また別の会員制化粧品のセミナーの勧誘であった。

まさに変動の時期。

毎日いろんなことがある。

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